Brutal London
以前から気になっていた本で、ロンドンのブルータリスト建築を集めた本を買った。タイトルはBrutal London。
Brutal London: Construct Your Own Concrete Capital
- 作者: Zupagrafika,John Grindrod,Peter Chadwick,Norman Foster
- 出版社/メーカー: Prestel
- 発売日: 2016/11/15
- メディア: ハードカバー
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序文がノーマン・フォスターとかそういう点も気になるところではあるが、なによりブルータル建築のペーパークラフトが付いてくるのが見どころ。
このアレクサンドラ・ロード・エステート(Alexandra Road Estate)は映画「キングスマン」でエグジーが住んでいた集合住宅。ブルータリスト建築は同じ本に載ってるバルフロンタワー(BalfronTower)*1やコルビュジェのユニテ・ダビタシオン(Unité d'Habitation)など、集合住宅と相性がいい気がする。
接着面が浮いてるのは見逃して欲しい。糊が家に無かったので。
赤いのは1/144のフル・フロンタル大佐で、それよりは小さいようだ。全部で9個の建築がペーパークラフトになっているが、スケールは書いていないしバラバラだ。
収録作品
- Alexandra Road Estate
- Alton Estate
- Aylesbury Estate
- Balfron Tower
- Barbican Estate
- Ledbury Estate
- National Theatre
- Robin Hood Gardens
- Space House
ブルータル建築はル・コルビュジエ以降の、béton brut(ベトン・ブリュット)*2で作られた冷酷な建築だ。それを紙で作るとエッジなんかはよくわからなくなるが、テクスチャのクオリティはいいので雰囲気は掴める。意味のあるコンクリートは冷酷で強い。
本として惜しいのは図面が載ってないのと、写真が少ない点だ。建築の本としては致命的だが付録が主体みたいなものなので。
リンク先の記事でプレゼントもやっているようです。
www.dezeen.com