YI

ロジカルに考え、リリカルに語れ。

心と体

 fitbitのリストバンド活動量計を少し使う機会が出来たので。

 心拍計付きのCharge HRを使用。活動量データはスマートフォンアプリ経由でアップロード。Webで確認できる。www.fitbit.com

 正確性は流石に胸の付近で計測するものと比べると落ちると考えられ、おそらくある程度ダミーの数字をかましている。
 本体のディスプレイ表示はボタンを押すか、本体を叩かないと表示されない。代わりと言ってはなんだが、時計及び音楽プレイヤーコントロール機能付きのsurgeが年内に出るそう。

IMGP6202flic.kr
 使用中、個人的に心が痛むことが少々あったが、特に心拍数に影響はなかった。逆に少し歩いただけで心拍数
は脂肪燃焼ゾーンに到達したので、やはり体のことは体なんだなと。単に代謝が良いだけかもしれないが。

 他にもEPSONの心拍数計測技術を使ったものも試したが、こちらは心拍から心の状態を予測していた。面白い試みではあるが、そのアルゴリズムブラックボックスの中で、心拍数すら取り出すAPIが存在しない。fitbitの方が自由度が高く、発想と使用方法によっては、より確かに心の状態が掴めるかもしれない。

 計測したデータを見ていると結構楽しいもので、自分の生活が定量化され、可視化されると、もっと見たいという新しい欲望が顔を出す。欲望は生活に影響を与え、世界の見え方を変えるものとなる。

 これから定量化されるものは、きっと体から心に移行する。心の状態を定量化するのは、茫としたもので「定量」と言えるものにはすぐにはならないだろう。しかし、曖昧なものを曖昧なまま利用する術はあると思われる。

別の時空間から投影された、透明でとぎれとぎれの、わたしたち自身のホログラム。

wired.jp

 定量化できるものが増えると、投影されるホログラムのわたしたちも変わっていく。その時、対するわたしたちの心も変わっていくのだろう。こういう想像はいつだって楽しい。

1週間程の使用だが、こういったウェアラブルデバイスを使っていると、やっぱりAppleWatchも使ってみたくなる。